大会情報 独占取材

12/18(土)~12/19(日)FUKUROI ESPORTS CUP2021オフライン決勝大会に大注目!Quintette代表 乗松蒼汰さん インタビュー

今回取材させていただいたのは静岡県袋井市を拠点に活動するプロeスポーツチーム「Quintette」(クインテット)の代表、乗松蒼汰さんです!

Quintetteが主催するレインボーシックスシージのオフライン大会「FUKUROI ESPORTS CUP 2021」開催に伴い、大会のことやチームのことなどを伺いました。

本大会は新型コロナウイルスの影響でできていなかった久し振りの有観客でのオフラインeスポーツ大会です。ゲーマーはもちろん、そうでない人も楽しめるような仕掛けがあるイベントということなので、県外から観戦に行く予定の人も、近くにお住まいの方も注目ですよ!

「FUKUROI ESPORTS CUP 2021」決勝大会概要

タイトル:レインボーシックスシージ
日時:オフライン決勝12月18日(土)~19日(日)
会場:袋井新産業会館キラット(〒437-0023 静岡県袋井市高尾1129-1)
入場費:無料

▼大会詳細ページ
https://fukuroiqt.jp/wp2021/12/02/211202002/
▼大会公式Twitter(@FUKUROI_ESPORTS)
https://twitter.com/FUKUROI_ESPORTS

入場には一部整理券が必要です。また、一部エリアは袋井市民の方のための観戦スペースとなります。詳細は公式Twitterからのお知らせをご確認ください。

〇袋井市のために何かをしたくて始めたeスポーツ

――本日は取材の機会をいただきありがとうございます!乗松さんは現在Quintetteのオーナーとして活動していますが、eスポーツに出会ったきっかけはなんですか?

乗松さん「2018年の夏にSix Major Parisという『レインボーシックスシージ』(以下、R6S)の世界大会があり、その配信がたまたまYouTubeでおすすめに流れてきたんです。それを見て自分もこの舞台に立ちたいなと思って、チームを作りました。」

――それ以前はeスポーツに触れることはなかったのでしょうか?

乗松さん「高校3年生のときにR6S自体は学校の友達に誘われてプレイしていました。ただeスポーツを知らずにプレイしていましたし、そもそも外で遊ぶ人間で、それまでほとんどゲームをプレイしてこなかったんです。なのですべてが始まったのがSix Major Parisでしたね。」

――Six Major Parisを見たことが始まりだったんですね!Quintetteが設立された2018年は地域に根付いたeスポーツチームは少なかったですが、なぜ地域拠点のチームを作ろうと思ったのですか?

乗松さん「僕のホームタウンでもある袋井市が好きだったからですね。僕自身地域のために何か新しいものを興して、盛り上げていける存在になりたいと考えていたんです。その状況でeスポーツの存在を知り、静岡県初のeスポーツチームとして名乗りを上げました。それなのでeスポーツで何かをしたい、というよりは袋井市のために何かをしたいと考えた結果がeスポーツだった、という感じです。」

――eスポーツを袋井でやりたい、ということではなく袋井のためにeスポーツをやりたいんですね。チーム名の「Quintette」の由来はなんですか?

乗松さん「R6Sが5人でやるゲームだからという単純な理由ですね。あとこれは初めてお話するのですが、ジャニーズのNEWSというグループが『QUARTETTO』(カルテット。4人組という意味)という曲も由来の1つなんですよ(※)。その曲を聴いていた時『これやん!』ってなって5人組という意味の『Quintette』という名前にしました。」

(※)乗松さんはジャニーズファンで、Twitterにも「ジャニーズの人と仕事するのが夢です」の一文も!

〇選手の掲載がない?メロンを販売?Quintetteホームページの不思議

―― QuintetteのHPではクラウンメロンを販売していますよね。なぜeスポーツチームのHPでメロンを販売しているのでしょうか?

乗松さん「これも袋井のものを日本中に発信したいという思いがきっかけです。クラウンメロンは昔から袋井の名産なんですよ。まずはそれをチームの発信力を使って新たな層に発信しようということで販売しています。ありがたいことに試合に勝つと買ってくださるファンの方もいらっしゃいます。」

QuintetteのHPからクラウンメロンを購入すると、ステッカーも付いてきます!

――Quintetteで取り扱いしているクラウンメロンは他のサイトと比べても手の届きやすい価格だと感じます。

乗松さん「クラウンメロンはよく贈答品として扱われるんですね。それを若い方にも知ってもらいたいというクラウンメロンさんの意図と、僕たちの袋井のものを世界中に発信したいという意図が合致したことで破格で販売させていただいています!」

――クラウンメロンのアピールポイントや味の感想をお願いします!

乗松さん「僕も袋井市民で幼い頃からクラウンメロンを食べて育っているので、強気で言わせてもらうと、クラウンメロン以外はメロンじゃないと思っています(笑)。一番好きな果物は何ですかと言われるとクラウンメロンと答えたくなるような甘さと、でもしつこくないところをぜひ味わってもらいたいですね。」

 

▼Quintette クラウンメロン販売ページ
https://ec.fukuroiqt.jp/items/39939056

〇活動の源流は『袋井が好きだから』という思い

――過去にはイベント協賛者として瓦屋さんや焼鳥屋さんなどが紹介されていました。一見eスポーツとは離れた分野のように思えますが、どういった経緯で協賛を受けることになったのでしょうか?

乗松さん「チームの事業の1つとして『いいとこ、袋井。』というECサイトの展開を行っておりまして、そちらも袋井のものを世界中に発信したいという思いでスタートしたんですね。まずは色々なお店にお声がけして、興味を持っていただいた方々に賛同していただき、協賛に繋がりました。」

――協賛をしてもらう上で決めていることなどはありますか?

乗松さん「僕たちとパートナーの企業さん、それぞれで1つ以上は何かを起こしたいというポリシーが自分にはあるんですね。それは僕たちとその企業さんだけではなくて僕たちがハブの機能を持って色々な企業が繋がるような企画・事業を行うようにしています。」

――基本的に乗松さんのポリシーや目的に沿って行われているんですね。

乗松さん「なぜそれをやっているのか、と聞かれたら『袋井が好きだから』に帰結しますね。」

――袋井市で大会を行うということで県外から来る方もいると思いますが、オススメの名所はありますか?

乗松さん「遠州三山という3つの山が市内にありまして、それぞれお寺があるんですよ。そこは観光客の方がよくいらっしゃいますね。特に初詣の時には何十万人もいらっしゃるお寺なので、ぜひ行ってもらいたいなと思います。」

――先ほど名物としてクラウンメロンを挙げていただいたのですが、他にグルメや名物はありますか?

乗松さん「遠州三山の法多山尊永寺に、法多山の団子という厄除け団子があるんです。団子1個に串が5本連なっているのですが、それが人気ですね。あと静岡県で人気の「さわやか」(※)は工場と本店が袋井市にあるのでぜひ行っていただきたいです!」

※静岡県で人気の炭焼きハンバーグレストラン。県外から訪れる人もいるほどの人気を誇る。

〇1年前との環境の変化

――「FUKUROI ESPORTS CUP」が12月18日から19日に開催されますが、開催が決まった経緯を教えてください。

乗松さん「チーム設立当初から袋井市でイベントを開きたいと考えてはいました。実はちょうど1年前にオフラインのイベントを開催する計画があったんですね。ただコロナが勢いを再度増した時期と被ってしまって、発表もせずに断念したんです。そこから1年でようやく開催できたという感じです。」

――1年前にも計画があったんですね。それでは昨年と今年で環境の変化はありましたか?

乗松さん「全然違いますね。昨年県内のメディアにはお声がけをしていたのですが、見向きもされなかったんです。ただ今年は民放も含めて多くのメディアが来て下さることになっていて、静岡のTBS系列のメディアさんには密着取材もしてもらっているんです。なので周りの反応の違いを感じていますね。」

――メディアの食いつきがかなり違うとのことですが、その一方で地域の方からの反応はいかがでしたか?

乗松さん「市民の方からの要望もかなりいただけるようになって、チームの活動を地域へ広げることができたのかなと感じています。今回の大会では会場の1階に飲食などの地域を味わえるブースを用意しています。先ほど紹介した法多山の団子も販売する予定なので、地域の方にもぜひ会場に足を運んでいただきたいです。」

――予選から決勝大会に進出できるチームが1チームのみですが、それにはどのような理由があるのでしょうか?

乗松さん「あくまで目的は市民の方々にeスポーツを生で見て、雰囲気を感じてもらいたいということなんですね。R6Sで日本一を取ったDONUTS USGと名門である魚群を招待することで、地方でもトップレベルの戦いができることをアピールしたかったので今回は予選からは1チームのみの出場としました。」

――トップレベルのeスポーツに触れてもらうために予選から進出するチームを1チームに絞っているんですね。初めてのオフライン大会の開催ですが、大会にかける思いはどんなものがありますか?

乗松さん「絶対に失敗できないというプレッシャーはすごいですね(笑)。見に来てくれるファンの方はもちろん、eスポーツを知らずにフラッと訪れた方にも『eスポーツっていいね』と思ってもらえるような会場づくりを心掛けています。」

――地域の方も立ち寄りやすいような会場にするんですね。

乗松さん「飲食ブースや法多山の団子を目当てに来てくださってもいいんですよ。そのついでに会場を覗いてeスポーツを楽しいと思ってもらえたらいいなと思っています。」

――フラっと立ち寄ってみた方や初心者の方が大会を観戦した際に注目してほしいポイントはありますか?

乗松さん「なんといっても豪華な出演者たちですね。実況・解説陣や選手もそうですし、一流の人たちを静岡に招待しているので、それだけで魅了できるものはあるので見ていただきたいです。あとは静岡ならではの仕掛けですね。大会の演出では袋井ならではの仕掛けを考えているので、そちらも楽しみにしていただけたらと思っています。」

〇目指すは誰にでも愛されるチーム

――ここまでQuintetteは長くR6S部門を続けてきていますが、R6Sの魅力とは何でしょうか?

乗松さん「大会を観戦するという点においてはR6Sが一番面白いと思っています。他のゲームも面白いんですが、ここまでチームの色が出るゲームはR6Sだけではないかと思っているからですね。」

――今後大会を主催する場合は、継続して袋井市でのオフライン大会を開催しますか?

乗松さん「今回次第ではありますが、大会やイベントを開催する際は袋井に絡めないことはないと思います。」

――それでは今後チームとしてやってみたいことはありますか?

乗松さん「夢ですがチームを大きくして、Quintetteを応援したいから袋井市や静岡県に引っ越してきてくれるという人を増やしたいですね。」

――地方創生の究極系かもしれませんね!ちなみに今後Quintetteをどのようなチームにしていきたいですか?

乗松さん「勝ってるから応援する、負けてるから応援しない、ではなくて誰にでも愛されるチームにしたいなと思っています。」

――最後に大会に関して一言お願いします!

乗松さん「久しぶりの有観客でやるオフライン大会ですので、久しぶりの熱気を味わって、また普段選ばれないような会場での開催なので地方ならではの空気も味わってください!」

――乗松さんありがとうございました!

いかがでしたでしょうか?

袋井市を愛するからこそeスポーツの活動を始めた乗松さん。eスポーツチームQuintetteでの活動を通じて「いいとこ、袋井。」や「FUKUROI ESPORTS CUP 2021」でのブース出展など地域に貢献する活動を展開しています。「FUKUROI ESPORTS CUP 2021」の会場では地域の名物などを味わえるそうなので、ぜひ足を運んでみてくださいね!

袋井市に根ざして地域のために活動をしているQuintetteと、袋井市のさらなる発展に期待です!

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